トミカラーで岡田さんに会い、ラボマンの姿を目の当たりにしたぼくは、改めてmogu cameraの小倉君に連絡をします。2度目となる対談のお願いに今度は「わかりました。いっぱいとことんお話しましょう!!」とOKの返事を。さっそく、ある日の営業時間後、お店に伺いました。話のなかで、ぼくがおぼろげながらイメージしていた「フォトシエ」をずばり代弁してくれた小倉君。対談を終えたぼくの胸には、写真屋さんの明るい未来への希望が芽生えました。ぜひ読んでください。
ラボマン
お客さんとの関係
写真屋さんの未来
藤本 | 市井の人々ってみんな実は一生懸命社会で生きてて、実際、岡田さんってすごいやん。まっとうに写真焼いて頑張ろうとしてる人にも光が当たらなくてはいけない。そう考えたときに、表に出ていて、かつほんとに写真屋の本分を果たせてる人って、小倉君しかいないと思う。それが僕にとっては希望。小倉君が注目されるっていうことは、すなわち岡田さんが注目されるっていうことやから。それで、将来フォトシエになりたいって思う人が増えてくれることが、写真屋さんの未来に繋がるからね。 | |
小倉 | ラボマンは、自分の想像力がめちゃくちゃ必要なんです。昔は、岡田さんも僕も原板のネガやポジを見て、まずこうしようっていうイメージを先に作り、それに基づいてCMY(※C=シアン、M=マゼンダ、Y=イエロー。写真の色を決める構成要素となる)の調整数値を全部手書きしてプリント担当の人に渡してました。 | |
藤本 | 完成形が想像できているってことやね。では、最後に質問。そもそも、今みんなフィルムで撮らなくなってるけど、デジタルのお客さんもいるの? | |
小倉 | もちろん。別にうちはフィルムだけにこだわってるわけではなく、デジタルでも綺麗に出したいと思っているから。デジタルも、フィルム同様一コマづつやってます。だってどちらも大切な写真には変わりないので。 |